たばた
田端みゆき
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議会だより
2023.07.24

初の定例会…真正面から知事の基本姿勢を質す

第314回定例会は7月6日から24日まで行われました。新しい知事を迎えての議会でしたが、私にとっては初の定例議会でした。一般質問では安藤議員が知事の憲法観、大湊弾薬庫の建設、原発・原子力政策、子育て支援、学校給食の無償化、加齢性難聴の補聴器購入助成、5類移行のコロナ対策、教員不足、持続可能な家族農業への支援、高校統廃合、中小企業への支援について質しました。

 憲法について知事から尊重するとの答弁を引き出しました。原発については安全第一に原発は必要として三村県政を踏襲する態度、大湊弾薬庫については国からの説明がないとの答弁でした。国策であっても県民の命とくらしを守る立場で態度を決める首長であってほしいと思います。

質疑

質疑ではよしまた議員が①青森モデルとする出生数2.0の根拠を問い、あくまでもリプロダクティブヘルス・ライツを尊重することを確認しました。②知事と総合教育会議と教育委員会との関係性を問い、教育の独立性を担保することを確認しました。③統合病院について拙速な進め方について質しました。④軽油取引税の課税免除措置について、オーストラリア軍の税免除は日米地位協定に基づくもので反対としました。

二つの意見書、否決される

「中小企業への支援拡充と一体に全国一律1500円の最低賃金を求める意見書」「健康保険証の存続を求める意見書」の提案理由について述べました。

 大企業に対しては税制上の優遇だけでなく、2021~2022度の補正予算で半導体関連だけで2兆円超を計上するなど桁違いの支援をしていながら、企業の99.7%を占める中小企業に対する支援1704億円(2023)はあまりにも貧弱です。中小零細企業で成り立ち、最低賃金853円の青森県でこそ意見書は重要です。反対討論がないまま否決されたのはさらに残念でした。保険証についても。誰が考えても紙の保険証をなくす理由がありません。マイナカードが万能とばかりに突っ走ることにストップをかけるべきではないでしょうか。

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